■若 竹 ■葵 祭 ■虹と塔 ■宵山(よいやま) ■祇園祭 ■『京洛四季』の目次へ ■トップページに戻ります |
山崎を過ぎると雨が止んだ。桂川を渡る頃、大きな虹 が車窓にかかった。銀灰色の空を鮮やかな黄を中心に、 橙(だいだい)から赤へ、緑から青紫へと溶け合うような 七いろの綾を見せて、東山の南から北へと弧を描いてい る。 東寺の塔が近づくと、虹の足は塔へおりた。塔が黄色 く半透明に見えた。 メニューへ戻ります |
家ごとの張り巡らされた幔幕(まんまく)、提灯の上に かざされた傘。かみしも姿の人々が、 メニューへ戻ります |