ぼくは、流石ふけつ軍団員だとあきれてものが言えま
せんでした。このようなおそろしい人間はふえ続ける一
方です。このことは天白小始まっていらいの危きだと思
います。この人間は、確かな身元のかくにんできる人数
でも男子約二人女子約八人にもおよびます。このような
事実にぼくたちは、きん急たいさくを取っています。第
一にかわいそうだけど、なるべくさわらない。第二に自
分もならないように気をつける。第三に近よらないで遠
くから話す。この三つを対さくほう案だとしてみんなで
てい案しています。ついさい近入った資料ではこんなこ
とまでわかっているそうです。パンツは変えたかどうだ
かわからない。ふろに入ったかどうかもわからない。こ
のようにふけつ軍団の行動はしだいにエスカレートして
います。ぼくたちも、軍団員にならないように気をつけ
ていますが、先生もこのような軍団に入らないように注
意して、せいけつにしてください。
東京先生のアドバイス
・これは、文章的なパロディなんだよ。
つまり、クラスの中のふけつなやつのことを、まるで
正式な報告書のように書く。そのことにユーモアがある。
というねらいなんだ。
「ふえ続ける一方です」
「八人のもおよびます」
「エスカレートしています」
その、正式な文書のような言い方がおもしろいわけで、
うまくできている
・ただし、最後に出てくる先生って、誰のことなのかよ
くわからない。普通に書けば「みなさん」になるところ
だな。
でも、最後までパロディをつらぬいて、「国民の諸君
も」とか、「読者諸君も」なんてやるのもいいかも。
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